Next-Gen twingo

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 年初にReinvent twingoなるキャンペーンが催されたり、トゥインゴ30周年のサイトがフランス(・ルノー)で展開がされたり。

 その流れからしてこのクルマが終わるわけがないのに、ワタシは勝手に現行RRにてモデルがついえてしまうのだと思い込んでました。


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 先日発表された次世代トゥインゴ・イメージ。



 画像と動画を見てわかったのは、
・次はEV
・初代オマージュ(というか、トゥデイ & Z のホンダリスペクト?)
・初代モチーフではあるが後部ドアあり
・そこそこデカそう
・ホイール意匠がナゾ(キャップなのか? 個人的にメッチャ興味ソソりポイント)
というあたり。


 また、オフィシャルコメントにて
・2026年ローンチ想定
・プライス・アンダー20,000€をターゲット
・全体ライフサイクルにて2023ヨーロッパ発売の内燃エンジン車対比でCO2排出量を75%削減(見通し)
等が発せられた模様。

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 ルノーのEV部門・AMPERE(アンペア)が来年上場されるとのことですが、ブランド・エンブレムはルノー(ロザンジュ)なのかな?


 このアピアランスデザイン、サイズ感を含めて好み。
 BEVにノンストレスで乗れる環境が整っているならリアルに欲しいと思った次第。



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 次世代トゥインゴが出る前にEVサンクがローンチされるスケジュールですが、こちらも先代オマージュのアピアランス。
 ただ、ネット画像が出始めてから結構時間が経っていることもあって実車はまだなのに既視(見飽きた)感が出てきてしまっている気が。。カクカクしたカタチゆえ?


 トゥインゴは2026になってもアピアランスの鮮度を保っておいてほしいところ。
 こっちは何となく有機的なデザインなので大丈夫かな。



# by masa156v6 | 2023-11-18 14:28 | RENAULT & ALPINE | Comments(0)

キャプチャーにアルミ合金製パドルスイッチ延長パーツを取付

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 キャプチャー2のガソリン仕様にはパドルシフトが付いていて、坂道や山道、高速走行時等に重宝しています。

 ただ、元々付いているシフトスイッチが小振り且つ初期モノは先端部もブラックなので存在感が薄く、ウチのクルマ、パドル付いてたっけ?レベルで忘れてしまっていること度々。。

 世界各国で売られている車種なので、どこかのタイミングでサードパーティ製延長パーツが出るのではなかろうかと思い、ebay と アリエク に網を張ってここ数ヶ月ほどちょくちょく覗いていたのですが、ようやくアリエクにて出現。速攻オーダー。


 サイトには
・黒
・銀
・赤
・青
の4Cがラインナップされていて、黒 or 銀 で迷ったのですが、標準パドルスイッチが黒1Cであることから統一感を持たせるべく黒を選択。

 また、ルノーのパドルスイッチが複数種類あるとのことで、自分のクルマ(のスイッチ)がどのタイプかを確認してポチッとしました。

 

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 2週間くらいで到着。

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 手に取ってみたところ、想像していたより重い。しっかりとした重量感が良い。
 早々にちょっと嬉しくなるの図。


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 型取りがなされた両面テープを貼り込んでみたのですが、このレベルでも不器用さ炸裂で右側がはみ出して縁部分まで。。。


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 ってことで、仕込んだ両面テープを剥がし、手持ちのもの(間違いなくガッチリくっ付くテープ)に差し替え。
 外周部をひとまわり小さく切ったのではみ出しはナシ(でもカットラインはお世辞にもキレイとは言えないガタつきさ加減)。


 早速装着。

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 黒に黒、なのでちょっと離れると存在感薄め。

 ただ、運転席に座るとパドルがしっかりデッカく見えてとても良いです。

 また、フィット感も素晴らしく、純正スイッチにピッタリハマり、ズレ等の違和感ナシ。コレは純正レベルと言ってもおかしくないな。


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 適切な節度感と重量感のある金属パドルシフティングがめっちゃ心地良い。

 良い買い物をしました。


# by masa156v6 | 2023-11-08 19:11 | Renault-CAPTUR 2(HJ) | Comments(0)

マジックハンド

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 メガーヌは自分にとって生まれて初めての左ハンドル車。

 なので、必須となっているのがマジックハンド。

 もうかれこれ12年半使ってます(納車早々に購入し、数年前に2代目にスイッチ)。


 基本、駐車券を受け取る際に右側(助手席側)ウインドウを下げて使いますが、ボタン中央部が凹んでると中央部にマジックハンド先端部が自然と誘導されて一発で押せるのに対して、凸ボタンだとツルツル滑ってポイントが定まらず、押し切るのに気合いと集中力を要します(笑)。
※なので、クルマが所定位置に来たらセンサー連動で自動発券されるタイプが一番好きです。


 また、出てきたチケットをマジックハンドで掴むのですが、たまに(強風等によるリスク対応で)異様にストッパーがキツいものがあり、握っても握っても掴み切れないことが。。

 その場合は降車して手で掴みますが、微妙な敗北感(無力感)を覚えるときとなります(後続車がいるときは早々に見切りをつけてサッと降りて取るようにしています)。

 

# by masa156v6 | 2023-11-04 14:00 | Renault-Megane3 R.S. | Comments(0)

キャプチャー2・今まで出会ったボディカラー。と、各色についての3行コメント。

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 先日、グリカシオペM・ブラックスタイルのオーナーさんとお目に掛かったことから、キャプチャー2が日本で展開している全7色をフィールドで見たことになります。
 
 それを記念しての超ヒマネタ。。
 各色キャプチャーの画像をペタペタと貼り付けつつ、個人的印象をタラっと3行くらいで述べてみようと。



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①オランジュ・アタカマM
 ルーテとアルカナに設定されているオランジュよりも彩度抑えめ・オトナメタリック、という趣がある色。

 晴れるとインパクトが強いのですが、ブラウン要素が多少入っているようなオレンジ色でシック。
 この色はもう日本では選択できなくなりましたが、であるが故に貴重さが増してくるかも。





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②グリ・カシオペM
 150台の限定仕様として2022年に設定された《ブラックスタイル(リヴ・ゴーシェ)》のうちのメインカラー(確か100台弱がこの色だったかと)。

 2011年、メガーヌ3 R.S. に乗り始める際にこのボディカラーに惚れ込むも、残念ながらそのタイミングにおいて最も納期が遅いとのことでブラックにした経緯があり、惹かれ続けている色。
 キャプ2の若干メカメカしいアピアランスデザインにこのボディカラーはとてもマッチしていて良いです。





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③ブラン・ナクレM
 日本(のキャプチャー2)において最も売れているボディカラー。

 ルーフラインのブラックとのコントラストが明確で、ちょっと柔らかな印象も感じさせるメタリックホワイト。
 見れば見るほど、売れる(チョイスする方が多い)のに納得。





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④ブルー・アイロンM
 ルノーに限らずフランス車には青系ボディカラーが設定される率が高い気がします(フレンチ・ブルー だからかな?)。

 オランジュ同様、この色も落ち着きと品がある印象。
 街中での遭遇率は比較的低めのボディカラー。





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⑤ルージュ・フラムM
 ルーテ4・標準仕様に採用となって以来ずっと気になっていたカラーリング。

 陽があたるとまさに炎のようなメラメラした赤みを出す一方で、曇りや雨のときはちょっと落ち着いた色調に見えるという変化が楽しめる。
 ウチは地味家族なので高彩度ボディカラーをえらぶことに一瞬躊躇しましたが、乗れば乗るほど気に入ってくる色。




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⑥ブルー・マリンフュメ
 キャプ2・国内設定色の中で(少なくとも今のところ)唯一のソリッドカラー。

 このボディカラーも複数回街中で目にしていますが、当初はもっとポルシェのクレヨンっぽいと思ってました。
 実車を目にするとわかる、青みがしっかり出ているルノーならではの発色。

 契約時、納車が早ければこの色が第一希望だったのですが、最も遅いと言われたので断念。。。
 
 


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⑦ノワール・エトワールM
 街中で偶然見掛けたことは何度かあるものの、唯一、オーナーカーとしてイベント等では出合えていないボディカラー。
 (ラグビーを観に駒沢に行ったときにたまたまルノー世田谷さん店頭に停まっていた試乗車をパシャッと)

 ガソリン仕様は白屋根(ツートン)で、フルハイブリッド仕様は黒のワントーン という視覚的識別が唯一なされている色。
 ウチのメガーヌと同じカラー。黒という美観維持がタイヘンなこの色のクルマを綺麗に乗り続けていらっしゃる方をひたすら尊敬します。



 7色のキャプチャー2についてタラタラと短文感想を記してみましたが、好みは分かれようともそれぞれ何らかの魅力を発していることは画像越しであっても伝わるかなと。

 個人的にはグレー好きなのでついついグリカシかフュメに目が行ってしまうものの、人生初の紅(ルージュフラム)を選択できたがゆえに高彩度ならではのエネルギー発露を実感できる愉しい日々を送っています。


 今後、キャプ2に新たな限定車の設定がなされるのかどうかわかりませんが、近々(数年後?)のMCのタイミング等で新色が設定される可能性は高いでしょうから、そんな意味合いを含めてこのクルマ、まだまだ楽しめそうです。



# by masa156v6 | 2023-11-03 00:11 | Renault-CAPTUR 2(HJ) | Comments(0)

A series of processes to make the sticker.

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 カングーというクルマ。
 渾身の1枚であっても、枚数が多くても、ステッカーがとにかく似合う。

 ジャンボリーに行く楽しみのひとつが《集っているカラフルなカングーと多種多様なステッカーとの組み合わせの楽しさをたくさん見られること》だったりします。

 センスの良いステッカー・デカールの貼り方をされているカングーを拝見して感嘆・感心することが多く、そっち系が好きなものとしてはきららの駐車ゾーンを練り歩けるのは至福の時間です(なので去年・今年とブースから動けなかったのは結構歯痒い・・・)。




 キャプチャーというクルマ。
 これが、まぁ・・・。何度か試してはみたものの、ステッカーがハマらない気がしてしょうがない(個人の感想です)。

 先代といい現行といい、キャプ用に揃えてみたステッカーは多くあるものの、仮位置合わせ段階で 『うーん、これは合わない(似合わない)』 ということで、未だに貼ったことがなく。
 装着されずにお蔵入りとなっているものの種類・枚数は20をゆうに超えています。



 ということで。
 キャプチャーに似合う小ぶりなステッカーをつくってみよう、と思い立ち、長年付き合ってくれているデザイナー氏へ相談。というかお願い(w)。

 集中制作で、ほぼ一気に出来上がりまで持っていきました。

 以下、大まかな一連の制作プロセスを自分への備忘録を兼ねてこちらにアップすることにします。

※結構長い暇ネタなので、興味がある方以外はスルー推奨です。
 また、ダイジェストなのでこちらに掲載していないデザイン案・プロセスが複数あります。




① 貼るポイント

 今まで、リアハッチの何処かに貼ることしか考えてませんでしたが、どこもイマイチ。。難しい。

 なので数日間キャプチャーを色んなところで色んな角度から眺め続け、その結果、狙いを《サイド・後端のフィックスガラス》に定めることに。

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 また、ガラスに記されたメーカー名刻印をちょっと目立たせるレベルさりげなさを最重視することにこだわりました。
 ものは言いよう、といいますか、ある意味最初から逃げ腰でもあります(笑)。。。



② ラフラフイメージ

 デザイナー氏へ数回電話を入れてポイントを説明するも、まずは自分が脳内で描いている絵を示さないと絶対に相互理解が進まずズレが生じます。

 このため、絵心皆無のワタクシ・子どもの落書きレベルのラフラフイメージをパワポでつくり、画像をメール添付送信。

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 ポイントは

・後端・フィックスガラスの下部・二辺の交点を中心としてフレンチトリコを入れ、キャプチャーへのポジティブコピーをフランス語で入れる
  J'aime conduire le Renault Captur. (キャプチャーに乗るのが楽しい.)”

・フィックスガラスのブラックアウトポイント(車内からはステッカーの存在を認識できない部位)に収める

・貼ってあることに気づくのはオーナー(とその周辺)の方々のみで、ステッカーの存在感を極力抑制する

の3点。

 
 このラフラフイメージをデザイナーに送って補足説明Telを入れたのですが、(個人利用の範囲とはいえ)メーカー名・車名を用いることは商標権の関係でNGであることから略語(RN-Cpt)とすることに。

 で。


③ 初稿

 今回、デザイナーもこのステッカー制作に対して一緒に面白がってくれたことから、ラフラフイメージ提示の翌日に初案が出てきました。

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 ここで10案。

 1. が、ワタシのラフラフイメージをそのまんまブラッシュアップしたものですが、ナンかイマイチ。
 フレンチトリコ・レッドの跳ね上がり具合がダサい。。。

 2.〜5. が、1. の派生デザインなのですが、いずれもシックリ来ず。

 7.  8.  は、後端部の交点を中心としてフレンチトリコを入れたイメージですが、悪くないけど微妙。。


 で、相対的に良いなと思ったのが 6. と 9.(赤丸をつけたもの)

 早々に呆気なく自分のイメージはここで消え、フレンチトリコをシンプルな形状にしてブラッシュアップすることに。
 
 

④ 2稿

 初稿で残した 6.  と 9.  について、それぞれ4案ずつのデザインイメージを作成(してもらいました)。


・Type-6. 派生
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 ここで、《バリ(エーション)4.》として出てきた提案が、
 『コピーの頭文字(大文字)となる《J》を、キャプチャーのCシェイプとダブルミーニングにしては?』
というもの。
 
 デザイナー本人は遊び半分で入れてきたイメージなのですが、コレが結構オーナーとしては刺さってきました。

 ただ、自分の感覚にニュートラルさが欠けているかも、とふと不安になり、Twitterで反応してくださったキャプチャーオーナー・J氏にDMにてこのイメージ案を送って率直な感想を伺ったところ、
 『バリ4. がキャプオーナーとして良い感じ』
とのコメントをいただけたので、このイメージを本線として練り込んでいくことに。



・Type-9. 派生
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 こちらはシンプルでサラッとした横長ライン形状。

 さりげなさ、という点からするとこの案も捨て難く。。
 こちらもB案として練り込むことに。

 また、当初は左側のみのステッカーで良いかな、と考えていたのですが、B案を落とすには忍びないので、
本線・・・左・・・A. 
B案・・・右・・・B.
というかたちで両残しし、左右非対称デザイン・ステッカーとしてつくっていく流れに。



⑤ 3稿

・A. 本線(左)
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 こちら、このプロセスに入る前にワタシからデザイナーに
 『大文字・J(Cシェイプ)がフレンチトリコをある程度包み込むように形状変更してほしい』
 『幾つかのフォント候補を出すので、書体を変えたバリエーションを見せてほしい』
 と要請。

 で、出てきたのが上の A1〜A6。

 それぞれのフォント、単独で見たときとこのステッカー意匠に当てはめてみたときとで印象が大きく変わりました。。
 結局、元々チョイスしていたフォントのままでいくことに。


※ B. についてはこのプロセスはスルー



⑥ 4稿

 感覚的に良いものがつくれそうな予感。
 いよいよ、最終調整。


A. 本線(左)
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 ワタシからデザイナーへの修正対応要請事項
・フレンチトリコの色同士の間隔を狭めてほしい
・3稿対比でフレンチトリコの高さ方向サイズを80%に縮小
・J横のヒゲ(Cシェイプ意匠)とアポストロフィーが被るので一旦ヒゲを消したものの、やっぱり(ヒゲを)残して
・J と a の文字間を詰めて、Jが大文字として読める(機能する)ようにしてほしい

 上記対応を踏まえつつ、フレンチトリコの色間隙間・高さと、囲む J 文字との位置バランスを6パターン出してチョイス。

 結果、
 A⑥ にて確定



B. サブ(右)
※下記コメントイメージは左のもの※
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 この段でのワタシからデザイナーへの修正要請事項。
・フレンチトリコ・色と色の間を0.7mm開けて立体感が出るようにしたい
・3稿対比で、フレンチトリコの H・・・90%  W・・・85% へそれぞれ縮小したい


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 そして、右側について
 ・斜体が若干左側よりもスマートさに欠ける気がするので微調整してほしい

 との調整を経て、
 右② にて確定。
 



⑦ 実制作

 こちらにてデザインが確定したことから、制作会社に入稿。そして打合せ。

 ここで主にすり合わせしたのが
・使用するフィルム(透明ベースフィルムと透明ラミネートフィルム)選定
・外周部カットライン形状
・出力方法(溶剤インク or UVインク)
の3点。

 フィルムについては、車両用長期タイプ(長期耐候性を保持し、使用後の剥離性能に優れたもの)をチョイス。
 また、ナリは小さくとも空気溜まりがなるだけでないようにエア抜け溝(マイクロコンプライ)が設けられたもので制作。

 
 次に、外周形状。
 サイズ的にロゴカットは小さ過ぎて無理。

 また、ガラス面はボディ面よりもフィルム粘着力が低めとなることからある程度の面積が必要。
 このため、最初は長方形形状でつくるしかないかな、とみていましたが、それだとちょっと取って付けた感が出てしまいます。
 ここまでのこだわりポイントを視覚的に活かすためにもなんとか長方形カットは避けたい。


 そこで制作会社の方といくつかのプロセスチェックを経て、可能な限りロゴ外周に沿う形状カットへチャレンジ。

 結果、文字・マーク外周部に0.7mm(はじめは0.8mmだったのですが、ギリギリ詰めて欲しいと要望を入れて、諸検証の結果0.1mmだけ狭められる、との流れになりました)のフチを付けたカタチでの透明ステッカーであればギリギリ制作可能、との見解が出て、下記イメージのものでの制作にゴーサインが出ました。

※この精度での量産は歩留まり的に難があるとのことで、あくまで今回のワンショット(数十枚)でのみ対応、と念押しをされました(笑)


 3点目。出力方法

 今回、透明フィルムへの出力を行なうのですが、フレンチトリコがあることから白色インクが使える出力機を使用します。

 となると、
・溶剤インク仕様
・UVインク仕様
の2択。

 ホワイトがしっかりと出せるのはUVインクなのですが、今回敢えて溶剤インク仕様をチョイス。

 理由は、なるだけステッカーが被着体であるガラスに馴染んだ仕上がりにしたいから。
 白部分が敢えて多少下地(ガラス))の黒を拾うことで多少濃度が下がり、くすみが出ることでの一体感醸成を狙いました。

※出来上がったステッカーを貼ってみたところ、溶剤インクでも思ったより下地隠蔽性が高く、ある意味狙いが外れました(笑)が、まぁ許容範囲ということで。。




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 で、完成。

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 火がつくと超せっかちになるワタクシのハイペースに、デザイナー・制作会社関係各位が付き合って(巻き込まれて)くださった、というのが実情で、大変恐縮です。

 一連の制作プロセス、通常はヘタすると数ヶ月レベルを要するところですが、ざっと2〜3W 程度でスタートから完成まで。




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 かなりさりげないサイズ感なので、貼ってから数日、キャプチャーにほぼ毎日乗ってるカミさんはまったくこのステッカーに気づかず。

 2人で横浜ハンマーヘッドに出かけたときにネタバラシして、スマホのステッカー装着画像を見せてから実車に近づいても、最初わからず(・・・)。

 ただ、貼りものに対してさほど肯定的ではないカミさんが『これは良いかもね』と言ったのは結構珍しいパターンでした(笑)。
 『くれぐれも(キャプチャー用の)ぽんずのステッカーは作んないでよ』と何故か釘を刺してきましたが(笑)


 ・・・つくった自分ですら偶にこのステッカーの存在を忘れたままキャプチャーを乗り降りすることがあったので、ある意味狙いは達成できているのかなと。



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 また、Twitterで貴重なVOCを入れてくださったJさんはじめ、数名のキャプチャーオーナーにステッカーを差し上げて貼っていただきました。

 20231203現在で国内設定されているボディカラー・7色への装着画像。



 今回、単なる個人的欲求に基づく小さなステッカー制作への動きでしたが、複数の同車種オーナーの方々から好意的なコメントをいただけるとやっぱり嬉しいです。

 お声をくださった皆さん、ありがとうございます。






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 自己ブログとはいえ、恐らく多くの方にとって意味のないダラダラとした駄文を連ねてしまい(毎回ですが・・・)失礼いたしました。


 後年にこのときを懐かしく振り返れるようにと記憶がまだ新鮮なうちにブログに残してみたのですが、早々に生成AIで瞬時にデータ制作までできてしまうときが来るのかもしれません。
 なので余計に、完全人力での微細なプロセスを残しておきたいなと思った次第です。


 また、これは主にデザイナー側の仕事モードでの話になりますが、後々のデータ取り違えのリスクをヘッジするために、途中出てきたボツ案は即デリして決定データのみを残す、というケースが多いです。
 実際、今回の件においてもデザイナー側に残しているデータは決定版のみ、とのこと。


 こんな振り返りは遊びじゃないとやらないことですが、やってみたら意外と悪くない記録になったかなと。






※このステッカーの著作権についてはデザイナー(Ach)・制作者(ワタクシ)ともに放棄しておりません。
 複製等につきましてはご遠慮くださいますようお願いいたします

※※一部画像について、ボカシ処理を施しています

 



# by masa156v6 | 2023-10-30 21:26 | Renault-CAPTUR 2(HJ) | Comments(0)